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2024/03/29

【映画】永遠の0 感想 小説との差し替えシーンについて 

涙見せぬように 笑顔でさよならと・・・


永遠の0

見てきました。


小説で2年前に読んでからというもの、とても大好きな物語でした。

この小説で主人公の祖父宮部久藏さんの心情が一切かかれずに
彼の生き様が語られていくのがなんともいえぬむなしさと、輝きがあります。

まるで夜に眺める海の遠い船の灯りのようです。

映像化されて
彼がやつれていく姿を見て
小説にない悲しみを感じました。

これが己の道を信じて生きることなんでしょう。

流れる急流にあるただの岩
一度そこで川の流れは変わるが、結局流れは止まらない。

そんな存在のように感じます。


己の道を進むことは
理解されがたく、ひどく孤独を味わうことでしょう。

それが、重く重く、感じました。


この物語の悲しいところは
彼が死んだ事実ではなく。

彼が死んで悲しむ人がいるという事実です。


死人にとって死は、高き空のような尊さもなければ、蒼き海のような雄大さもない。

ただの死だ。

己の道を生きることはそれだけ、輝いて見えました。



ただ映画のシーンで一箇所
とても悲しい差し替えがありました。


新聞記者が戦争について語るシーンが
まるっと今生きる若者が語るシーンに差し替えられていました。


悔しくてなりません。


この作品は今後も語り継がれるでしょう
継がれた先で

当時の若者はこんな考えを持ってなかったのか。
こんな若者にこの映画は伝えたかったのか。

そう思われては酷い誹謗です。

新聞会社のいくつかが協賛だったとはいえ
その新聞記者が普段紙面で語っていることを今の若者に挿げ替えるなんて
酷いとばっちりです。


今を生きる若者には
日本の将来を現在を憂う者であふれています。

決して新聞で馬鹿にされているような存在ではありません。

それだけがとても悲しかったです。




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2014/01/24 世界 Comment(0)

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